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コロナウイルスがもたらす小さなIT革命?

伊藤です。

勤務先が、在宅勤務を基本とすることになったことは以前書きました。

在宅勤務となると、社員間および外部スタッフとのメールのやり取りがこれまで以上に頻繁になります。そして外部スタッフからのメールには、多くの場合パワポやpdfの書類も添付されており、それを自宅で確認することになります。

そんな中、営業のA氏は自宅にパソコンを持っていないため、おのずから出社しなければならない日が多くなってしまいます。まして、来月下旬(当面のところ)に広告コンペが控えている氏にとっては、メールと添付書類をチェックして的確に指示出ししていかなければ、にっちもさっちも行きません。逆にパソコンさえ自宅にあれば、出社しなくてもほとんど問題なく仕事ができるはずです。自宅にパソコンを備えていなかったことを嘆く(推定)A氏であります。彼は、どこかのタイミングで、きっとパソコンを購入することでしょう。

総務経理のB女史は、断固たるガラケー派です。むろん、自宅にはパソコンもタブレットもありません。どうやら現金主義者でもあり、デジタル決済もまったく行なっていない様子です。そんな彼女ではありますが、会社ではおのずから社員への通知、本社スタッフとの連絡、外注先との請求関連の確認など、メールのやりとりは頻繁に行なっています。メール以外でも、社内スタッフのスケジュールなどを共有カレンダーで把握することも重要です。わたしの勤務先ではグーグルが会社等の組織向けに提供しているサービス導入していて、それを利用することで、連絡・確認業務は非常にスムーズに行えています。しかし、いま、彼女は自宅では彼女の仕事の多くができない状況です。幸いというべきか、取引先の多くが業務を実質的に停止しているので、受発注とか納品とか請求とかにかかわる業務が少ないので、ある程度は在宅でも何とかなるようです。

彼女はいま、スマートホンへの切り替え、さらにはパソコンまたはタブレットの導入を真剣に考えているそうです。

と、まあ、内輪話になってしまいましたが、こうしたことは日本全体でもかなり起こっているのではないでしょうか。このコロナウイルスが、ひとりひとりの「小さなIT革命」を促進しているようです。