事務局長のつぶやき

ご当地ものが人気な訳

先日、会の3月例会があり、福岡地場ではトップクラスの実績を持つ市場調査会社「(株)ジーコム」さんの講演があった。

内容は毎年発表されておられる「ライフデータふくおか2017」の内容で、詳しくはサイトで公開されている。https://gcom-net.co.jp/topics/lifedata2017-2/

デジタルシフトした社会において、消費者は現実とのバランスを取るために「Natural Being」という言葉でくくられる消費者行動をとっており、

その一つに「ローカル・地元志向」というものがあった。

最近街でよく見かける「FUKUOKA CITY」のTシャツ。最近人気らしい。

いわゆるご当地Tシャツと呼ばれるもので、今では各県・各都市のものが通販で購入できる。

また、Tシャツに限らずトレーナーやキャップなどにもなっている。

都市名だけでなく、地元の名物や有名人をデザインしたものも出ており、

大河ドラマ「西郷どん」で注目される鹿児島のご当地Tシャツも最近人気らしい。

この地元愛・地元意識をファッションに取り込むという感覚は、確かに少し前までは無かったと思われる。

都会にあこがれをもつ田舎の人なら、何でも東京発信のテレビや雑誌の情報をいち早く取り入れるのが普通だった。

グローバル化に疲れ、かえって地元(田舎)の良さ・個性が再評価される。

今後のヒット商品・サービスの重要な要素になりそうだ。   画像はhttp://local-t.com/さんより