事務局長のつぶやき

ラーメン二郎が売るもの

下記リンク先に記事あります(PRESIDENT 2017年5月29日号

http://news.livedoor.com/article/detail/15625974/

面白い記事を見つけたので紹介する。(上記リンク)

「美味いラーメン屋が「二郎」に負ける理由」

福岡での出店は無いが、東京を中心に「ラーメン二郎」というお店がある。

圧巻のボリューム、トッピングの豊富さ、独得な注文方法など他のラーメン屋にはないシステムが特徴で、

約40店舗あるお店は常に行列が絶えないほどの人気を集めているようだ。

福岡には無いと先に書いたが、実はそのシステムを真似した「二郎インスパイア」系のお店は全国に見られ

福岡にも数店舗あるようだ。

「ラーメン二郎が提供しているのはラーメンではない」と分析しているのがこの記事に紹介されている

信州大学経営大学院准教授の牧田幸裕氏。「二郎を食べたという達成感」のために行列を作っているとしている。

確かに食べたことがない私でも、画像を見るだけで「美味しそう」とは思えない。

「ラーメン店」としての成功は、「味」や「値段」など基本的な次元を超えても成り立つということを証明している。

孫氏の兵法「能く千里を行きて労せざるは、無人の地を行けばなり」という言葉で記事は締めくくられているが、

「敵のいないところを見つけて行けば、千里の長距離を遠征しても危険な目に這わない」という故事である。

二郎の場合、「狙ってそうなった」のかどうか興味はあるが、非常に興味深い事例と思われる。


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事務局長:河村